namaketatte iijanai

そんなに頑張らなきゃダメ?

フリーランスとうとう4年目

フリーランス生活もついに4年目に突入しました。
自分でもビックリです。
まさかこんな志の低い人間が続けていけると思っていなかったので。


確定申告もだいぶ慣れてきて人に教えられるくらいになりました。
仕事の方も毎年少しずつ収入が増えています。(本当に少しずつ…)
毎月決まったお金が入ってくる業務委託は本当にありがたいし心強いです。
ベーシックインカムのような感じ。
皆さんが私が食べていけるようにと優しい手を差し伸べてくれました。


基盤が整ったのが嬉しいなぁ。やっとスタート地点に立てたような気がする。
交際費・娯楽費に使う余裕が無くて友達の旅行の誘いや飲みの誘いを断ってた時期は辛かったなぁ…。
会社を辞めたこと自体は後悔してなかったけど、これからどうしようかなという不安は常にありました。
この時期にご飯をおごってくれた人や仕事をくれた人には一生かけて恩返ししなきゃです。


やっぱ人間、地に足が着いてこそ一歩踏み出す勇気が持てる。
1年目と2年目はとにかくフワフワしてて細いロープの上に立ってるような状態、3年目で細いロープが木の板になり、今は細い鉄骨という感じかな。
安定感のないロープや木の板よりはマシだけど、風が吹いたり雨が降ったり雷が落ちたら死ぬかもしれないので全然油断できないです。
いや、鉄骨は良く言い過ぎかもな。他の稼いでる人に比べたらまだまだロープか。
早く足元を安定させたいです。ゾウのように大地をずっしりと踏みしめたい。


でもホント亀のようにゆっくりだけど、少しずつ自分の成長を感じられて嬉しいなぁ。
お金の心配をしなくて済むようになってからは人と比べて落ち込むこともなくなりました。
自分で決めたことを自分で達成するってこんなにも気分が良いんだな。


自分がどれだけ運がいいかより、自分がどれだけ努力したか、それが自己肯定感と比例しているのではないかと思います。
学生時代は中学から大学までエスカレーターで進学できる学校に通っていたので1番大事な思春期を苦労も挫折もせずに過ごし、社会に出てからも周りの人に恵まれて割と運だけで生きてきた私。
仕事で成果を出した時も、周りの人がゴール前までボールを運んでくれて、たまたま私の爪先に当たったごっつぁんゴールみたいなもんだし、なかなか自分の能力や自分の成長を感じる機会がありませんでした。


会社員という安定した立場を捨てて自分ひとりで動くようになって、新しい場所に行ったり新しい人に会うたびにビビってばかりだけど、誠意を持って向き合えばなんとかなると分かった今は達成感や充実感の方が大きいです。
気分はラジオ聴きながらホウキで夜空を飛んでいる魔女の宅急便のキキ。(いやお前いくつだよ)
ガツガツは行けないけど、小さな山(というか丘?)を乗り越えるうちに前よりは自分を頼もしく思えるようになりました。
未だに人に助けてもらってばかりでまだまだ自立出来てないなと思うこともあるけれど。
人に助けてもらえるのも才能のうちだよと言ってくれる人がいて本当に救われました。
人から助けてもらったら、申し訳ないと謝るんじゃなくてありがとうと感謝しよう。


今の私の課題は、

・生活がある程度安定した今、次のステップに行く(クライアントや仕事の幅を少し広げてみる)
・もっと専門性やオリジナリティを高める
・無駄な出費を抑えて有益で上質なインプットを増やす


とりあえず今のままではフリーランスとして一人前になったとは言い難いので、慢心せずに亀のペースでもいいから着実に前進したいです。
フリーランスって下りのエスカレーターに乗ってるようなもんなんで、常に前進してないとどこまでも落ちていくし。
たまにフリーランス仲間に会うとみんな色々苦労してる部分もあるけど、お互い鼓舞し合ったり肩の力を抜いたりしながら頑張っていければ。
競い合ったり比べたりせず、あくまでそれぞれマイペースに活動できればいいですね。
フリーランスなのにマウンティングなんかしても仕方ないし。


今年は去年より少しだけ無茶しつつ、新しい出会いや発見を楽しみたいと思います。