フリーランスの悩みどころ
見積り。料金設定。これが1番難しいです。未だに。
私は自分が人に支払う分に関してはきっちりしているのですが、自分がもらう分に関しては「ザ・どんぶり勘定」なので、人からよく怒られたり心配されます。
ほとんど知り合いや知り合いの紹介による仕事なので仕方ないのですが、今まで出した見積書、特別値引や出精値引の文字ばっかり。
あまりに安くしすぎると、自分は良くても業界相場の価格破壊になりかねないし同業者の人に迷惑かけてしまうから気を付けなきゃなぁ。
う~ん…先に価格を決めるというのがどうも難しくて。
ワクワクするような楽しい案件だったり、人柄が素敵なお客さんが相手だったりすると、もう安くてもいいから任せてくれという思考回路になってしまう…。
完パケ後、納品物に対して良いリアクションをもらうと「見積りもうちょっといけたな…」と密かに思ってしまいますが。
作家さんは作品が完成した後、自分が描いたり作ったりしたものに自分の感覚で適切な金額をつけられるから納得感があって良いなぁとか思ったりもします。
作家さんは作家さんで私には想像できない大変な苦労があるということは分かっているのですが。
なかなかさじ加減が難しいですね。
安くすればハードルが下がるというものでもない。
赤字では困るので、手を抜くわけではないけどコスパを意識した仕事の仕方になってしまいます。
一度かなり有難い予算で仕事を振ってもらった案件があったのですが、いつも以上にお客さんが気づかないようなミクロな部分にもこだわったし、最後までクオリティを上げるための努力やモチベーションを保つことが出来ました。
強気な料金設定は悪いことではなく、むしろ相手にも自分にも「質の高いものを作って提供します」という決意表明にもなる。
ビビって安い値段をつけていると成長しないし自尊心も擦り減っていくので注意しなきゃですね。
そんなことを今さら気づいたのかと自分でも呆れてしまいますが、初回打ち合わせの時に「いくらでやっていただけますか?」と聞かれるとつい弱気に…
もっと自分自身を信じられるように、価値を高められるように、日々精進しなければですね。