居場所はひとつでなくていい
仕事をしていると無になれる。
いや、無とは違うか。仕事以外のことは考えなくて済む、ということです。
暇になるとろくなことを考えないタチなのでありがたい。
ただし極端なので一度仕事を始めるとやめ時が分からなくなるのが困りものです。
キリの良いところでやめておけばいいのに、ついつい延々と続けてしまう。
ランナーズハイみたいな状態。脳が興奮してその後なかなか寝付けなかったり…。
さすがアクセル・ブレーキのぶっ壊れた女。
仕事以外に夢中になれるものを見つけて、エネルギーを分散したいんですけどね…。
じゃないと、仕事してない時の時間の使い方が分からなくて、余計なことをあーでもないこーでもないと考えて、またネガティブモードに突入してしまいます。
仕事している時は仕事のことだけ考え、仕事してない時は趣味に熱中する、というように、とにかく常に何かに没頭していたいなぁ…。
私にとって「没頭」は鎮痛剤とか精神安定剤みたいなものだから。
不安や苦痛を麻痺させてくれるから。
人生、何かにハマったもん勝ちだなぁとつくづく思います。
ハマれるものを見つけた人が1番幸せなのではないかと。
今は副業がOKになったり働き方改革で時間に融通が利く人も増えて、時間の使い方や楽しみ方がすごく重要になってきた気がします。
歯を食いしばって働いている人も偉いですが、楽しそうに働いている人がみんなの憧れの存在になったことはとても良いことだと個人的には思います。
(でもそれはそれで楽しそうな人と自分と比べて病んでしまう人もいるのか…)
仕事に夢中になれるのは良いことかもしれないけど、それ以外でストレスを発散したり自分を表現したり好きなことが出来る場所を持つのはすごく大事。
2つ以上居場所があるっていうのは精神衛生上かなり良いのでは?と最近気づきました。
今フリーランスで働いているけど、どこかに所属したい欲求もあります。
会社員をやりながら副業として今の仕事をちょこちょこやっていた時が実は1番精神的にも余裕があって(経済的にもね)、上手くいっていた気がする。
今は今で満足なのだけど、フリーの仕事が少なくなってきたときに会社などに所属していたら「ここには必要としてくれている人がいる」と実感できるだろうし、会社員生活が息苦しくなったときは「もし辛くなってどうしても辞めたくなったらいつでもフリーになれる」と思えるだろうし、それぞれがどちらも自分を助けてくれるから。
居場所が他にもあると思えることはとても重要で、だからこそ辛い時でも続けられるというのはあると思います。
逃げ場所ともまた違うんだよな。
「こっちがダメならこっち、こっちがダメでもこっちがある」という心の余裕は想像以上に自分を助けてくれる。
視野も広くなるし自分のことを嫌いにならなくて済む。
自分の人格(キャラ)も居場所も仕事も趣味も1つに限定する必要は別に無いかなと。
「ねばならない」「すべき」という考え方は毒でしかなくて、こういう考え方に縛られていると遅かれ早かれ病んでしまいます。
だから1つの場所に囚われそうになったときは、他の居場所も作って常に視野を広く持っていたい。
私は思い込みが激しいタイプなので違う視点で物事を見ることが必要で、そのためには強制的に別の場所を用意するのが1番合理的な気がするので。
フリーランスになってからは会社員の時と違って毎日人に会う訳じゃないし、時々人に会うのがすごく面倒臭い時があるのですが、そういう時でも無理やりにでも人に会うようにしています。
やはり人と会うと元気もらえるし、はっとするような意見をくれるし、自分の言葉で元気になってもらえたりするのも嬉しい。
自分だけの力では幸せになるのにも限界があるし、人の役に立ったり逆に助けられたりして成長していくものなんだなと実感しました。
1人でいることに慣れると楽だし傷つくことや辛いこともあまり無いけど時々虚無感に襲われるんです。
はじめの頃は心穏やかだし気楽だったけど、自分の為だけに生きるのって逆にしんどい。
人と接することでしか自分のいいところには気づけないですし。
でもやっぱり自分と向き合う1人の時間も私には必要なので(ワガママ)、色んな場所を用意しておきたいと思います。
働き方も生き方も考え方もゆるく1つに囚われず。
何が言いたいのか分からなくなってきたので(いつものこと)、このあたりで締めます。